fc2ブログ
[FC2 Analyzer] http://analysis.fc2.com/ -->

仕分け


 ありがとう、蓮舫さん!

 私、あなたのおかげで気づいたよ

 
 なぜこんなに働いているのに貧乏なのだろう?

 お給料が安いから


 なぜお給料が安いのだろう?

 塾が貧乏だから


 なぜ塾は貧乏なのだろう?

 無駄が多いから



 と言うわけで、私は塾の無駄な経費を一掃します

 無駄なものは廃止します!


 無駄なものは何か?

 ざっとスタッフルームを見渡す


 テーブルに置いてある、みんなで食べる用の「おかし」に目が止まる

「 おせんべい クッキー チョコ 飴」

 このお菓子たちは塾のお金で買ったものだ

 はたして、このお菓子は本当に必要なのだろうか?

 いや!お菓子なんて、食べたい人が各自持ってくればいい!

 よってお菓子は廃止決定!

 ~って、ちょっと待って・・・


 お菓子を1番食べてるのは誰?

 夕食代わり~、とか言って

 お持ち帰りまでしてるのは誰?


 はい、この私~って事で、お菓子は必要なものに分類!


 ボールペン!

 たかがボールペンってなめちゃいけないよ~

 ちゃんと最後まで使わなくちゃね!

 って、すぐ無くして新しいの使ってばっかいるのは誰?

 「・・・」


 光熱費!

 これだって大事よ~

 電気代なんてばかにならないからね~

 って、いっつもマイペースで最後まで1人で残って

 宿題の採点して、無駄な高熱費を使っているのは誰?

「・・・」


 「○○先生~」

 私の名を呼ぶ声が

 何?いま仕分けの最中で忙しいのに!

 「はい」

 「社員旅行の積み立てのお金、まだ先先からもらってないんだけど?」

 「え?お給料から天引きじゃないんですか?」

 「今月から直接集める事にしたって、先週のミーティングで

 言ったんだけど聞いてなかったかな?」

 「あ、き、聞いてました 明日払います・・・」


 
 結論!

 無駄なものは「この私」!

 
 って、笑わせないでよ~

 私がいなけりゃ、この塾は3日で潰れるさ

 大体ね~、そんな細かい事気にしてたらいい仕事は

 できないの!


 結論!

 どうかこの弱小塾に公的資金の導入を!


 頼むよ、蓮舫さん!



       
               なんてね♪



一言物申す!


 とことこ歩く

 仕事の帰り道

 いつもと違う道で帰ってみる



 すると、おもしろいものを発見

 雑居ビルの3階に「天才塾」という看板が

 でかでかと掲げてある


 「天才塾」!

 すごいネーミングだ・・・


 しかし何ゆえ「天才塾」?

 先生がみんな天才なの?

 そこに通えば天才になれるの?


 まあいんだけどさ~


 「天才塾」に一言物申す!


 「天才塾」の看板を掲げるのは10年早い!

 「天才塾」の看板を掲げたいんなら

  この私を雇ってからにしな!

  この私がいない塾は「天才塾」にあらず


  しかし、あなた方にこの私のギャラが払えるかね~?

 
  ふ・・・この私は安かないよ・・・




  みなさん

  本当の私はとても謙虚でもの静かな人間なんです・・・

  でもときどき「ツンデレラ」に変身しちゃうんです・・・

  どうかその辺のところご理解を


  
      なんてね ♪



「この私」・・・


 いつから・・・

 私はこんなに偉くなったのだろう・・・



 ある日、友達に

 「○○(私の名)ってよく、『この私』ってフレーズ使うよね~」

 と指摘された


 この私が、「この私」なんて言うか!と思ったが・・・

 
 言われてみれば使っているような・・・



 
 「W杯はアルゼンチンが優勝するに決まってるでしょ!

  この私がいうんだから絶対だよ」

 
 結果、スペイン優勝・・・


 「○○って閉店何時だっけ?」

 「9時だよ、この私の記憶が信じられない?」


 閉店は10時だった・・・


  「地デジの準備した~?」

  「この私がしてるわけないでしょ~」

 何をいばってるの?何様?


  「ちゃんと食べてる?痩せたんじゃない?」

  「この私が食べてるわけないじゃん~(笑」

  意味不明・・・


  「このスペルってLだっけ、Rだっけ?」

  「Rだよ、この私が間違えるわけないじゃん」

  
  すでに人生という大きな問題を間違えちゃったよ・・・



  誰か・・・「この私」の暴走を止めておくれ・・・



恐るべしW杯


 世間はW杯ムードもだいぶ落ち着いた頃だろう


 私の友達に日本語が片言、英語ペラペラの

 とってもまじめなガーナ人がいる

 彼はW杯にガーナが出場すると決まってから

 テンションがとても上がっていた


 専門家の予想では「ガーナは予選リーグを突破するのは

 無理だろう」というのが大半だった


 ところが、意外にもガーナは予想を裏切り見事予選リーグを突破!!

 決勝トーナメント進出を決めた


 ガーナ人の彼は大興奮!


 決勝トーナメント一回戦の相手はウルグアイ


 ガーナ VS ウルグアイ


 私はこの試合にはあまり興味がなかったが、

 あえていうなら、基本的に南米のチームが好きなのと

 友人があまりにも、ガーナ、ガーナうるさいので、


 「私は絶対、ウルグアイが勝つと思うね~!

 ウルグアイ応援するよ!

  ウルグアイが勝ちますように♪」

 
 と友人の前で言った


  私は自他共に認める天邪鬼なのだ・・・

  素直じゃないんだよね~


 さて、


  ガーナ VS ウルグアイ

  試合開始

  90分では決着がつかず、延長戦へ

  延長戦30分を戦っても決着がつかず、

  試合はPK戦へ


  PK戦の末、ウルグアイ勝利!

  ガーナ敗退・・・


  とてもいい試合だった

  ガーナ、次のW杯ガンバレ!


  と試合の余韻にひたっていたら、

  メールが・・・


  「○○(私の名前)~」

  たった一言これだけで終わり


  なに?おこってんの?

  
  お互いのチームが全力を出して戦った結果、

  ウルグアイが勝った

 
  気持ちは分かるけどウルグアイの方が強かったんだよ
 
  しょうがないじゃん~


  なんか気まずい


  後日、ガーナ人の彼と会う機会があった

  なんて声をかけよう・・・

  まだ怒ってるのかな~?


  私は彼の顔を見て、開口一番

  「ガ、ガーナ、がんばったじゃん!」

  なんか、

  あなたは機械?ってくらい平坦な感じで言うと


  「○○(私の名前)が応援してくれれば勝てたよ~」

  と笑いながら抱きついてきた


  ああ~、よかった・・・


  いや~、どのスポーツにも熱狂的なファンってのはいるからね

  特にサッカーは、「フーリガン」とかいるしね~


  みんなも相手を挑発するような行為、言動は慎みましょう


  国際問題に発展しちゃうよ~♪

特技

 実は私にはある特技がある


 コップに注がれた水がある

 それを一口飲む

 「エヴィアン」と一言

 「正解!」と友達たち


 そう


 私は「水」なら95%の確立でその商品を当てられる

 「違いのわかる男」なのだ

 

 「エヴィアン」「ヴォルビック」「クリスタルガイザー」

 「南アルプス~」「六甲~」「いろはす」「水道水」 


  
  「水道水」は1番わかりやすい

  あとははっきり言ってどれも微妙な違いだ


  なぜ私がそんな特技を持っているか?


  はい、もちろん、一日3食全部「ミネラルウォーター」なんて

  いう、これは不健康な生活をたまに送っていたからです


  でも~、こんな生活をしていたから

  「違いのわかる男」になれたわけで~


  え?これがなんの役に立つかって?

  
  例えばみんなで登山に行くでしょ

  ところが運悪く遭難してしまう

  残りの水はあとわずか・・・

  助けはまだ来ない

  
  こんな時、もし私がいてごらんなさい


  ・・・あれ?

  何の役にもたたないか・・・


  でも将来何かの役に立つ日が来るかもしれない・・・

  
  とにかく血のにじむような努力をして手に入れた

  特技なわけさ


  あ、いけないいけない、言い忘れてた


  よい子のみんなは絶対マネしちゃだめだよ~


  
  1日3食、ちゃんとご飯を食べるんだよ!

   
  「水」はご飯に入りません!
 

 
 

 

才能


 私の父は将棋が強くて、アマチュアの2段を持っていた

 父は私と姉に幼稚園の頃から将棋を徹底的に叩き込んだ

 私も姉もはっきり言ってそんなに将棋が好きではなかった

 が、父親の強権発動でひたすら将棋を打っていた


 様子が変わり始めたのは、姉が中学生になってからだ


 姉が部活に入り、将棋からだんだん遠ざかって行った

 もっぱら私が父の将棋の相手をするようになった

 いやいやながらも、やはり指せば指すだけうまくなっていく


 姉はほとんど将棋を指さなくなっていた


 ある日、私が1人で詰め将棋をやっていた

 1時間位考えたが解けない・・・


 すると、姉が学校から帰ってきた

 そして、3分位将棋盤をじっと見て

 黙って駒をすっと動かし、

 あっさり詰め将棋を解いた

 
 こいつ・・・


 おそらくいままでの人生で姉が将棋に費やした時間は

 私の3分の2位だろう・・・


 これが才能って奴なの?

 いくら努力してもかなわないもの

 それが「才能」?


 子供たちを見ていてよく思う

 1回教えてすんなり理解する子

 3回教えて理解する子

 何回教えても理解できない子

 教えてないのに、なんとなくできちゃう子

 
 世の中、実は「不公平」なんじゃん?


 「努力と才能」、実にむずかしいテーマね~


 凡人の私にゃ、わからんよ・・・


 
 ま、私は人様に迷惑をかけず生きて行ければそれでいいんじゃん?



 なんて思うんだけどね~


       

          おしまい


 
 

 

きたー!


 きたー!

 何がって? あれよ、あれ・・・

 け、け、結婚式の招待状よ・・・


 めでたい 実におめでたいよ

 
 でもあえて私は言いたい

 差出人の友人は私を裏切った・・・


 私はこの男友達に2ヶ月前に会った

 その時は「仕事が忙しくて結婚なんて考えられない」

 って言ってたんだよ!!

 たった2ヶ月でなんでそんな状況が変わるのさ!

 ちゃんとした説明を求む


 もっと言うと

 私は去年、2回、友達の結婚式に出席してるんだけど・・・

 招待されてばっかじゃん!!


 私たちの年頃の人たちはなんか駆けこみ的に結婚していくような・・・


 「結婚をなめるな!」

 結婚っていうのはね、二人だけの問題じゃないんだよ~

 お互いの両親との関係とかもあるんだよ~

 子供ができた時の事とかちゃんと考えてるの~?

 一生添い遂げる覚悟はできてるの~?

 そこに愛はあるの~?


 っていうかさ・・・

 片方はシンデレラの舞台で、片方は結婚式の舞台・・・

 なに?この不公平感は・・・


 っていうかさ~

 私をおいてかないでよ・・・


 

 出席か欠席か、それが問題だ・・・



 

 

燃え尽きたよ・・・まっしろにな・・・

 「燃えた、燃え尽きたよ・・・まっしろにな・・・」
 
 by あしたのジョー


 
  
  さあ開演!!

  

  まず、セリフがどーたら言う前に、

  私が登場しただけで大爆笑!

  私、おもしろこと何も言ってないんですけど・・・

  そして、私がセリフを言うとさらに大爆笑!

  なに?なんでそんなうけてるの?

 
  しかし、そんな妙な雰囲気のおかげで、

  私も他の役の人もアドリブを言うわ言うわの

  ハイテンション!

  
  台本ほとんど意味なしだったね~

  
  「王子様!その方程式を解いたの私です!」

  こんなセリフないっつーの・・・

  「あ、あなたがこの方程式を・・・」

  王子様・・・あなたものりのりじゃない・・・

  
  王子様が私に駆け寄り私を抱きしめる

  ここで、観客、「キャー!」と悲鳴

  「シンデレラ、どうか私と結婚してください!

  そして、あなたの知恵と知識でこの国を

  救ってください!」


  シンデレラ、軽くうなずく「はい・・・」

  「ありがとう、シンデレラ!」


  観客、大爆笑!!

  「シンデレラ~!」と「○○先生~!」と

  叫ぶ声が聞こえる


  「ところで、シンデレラ、あなたはどうして

  こんなに難しい方程式が解けるのですか?」

  「はい、それは、○○(私の塾の名前)で

  学んだからです

  あそこにはすばらしい先生がたくさんいます」

  「そうか、では、この国の子供たちを

   ぜひ○○へ通わそう!」

 
  むちゃくちゃ商魂たくましい演劇・・・

  いや、でも生徒が集まらないとほんとつぶれちゃうからね~

  
  最後の配役紹介で、「シンデレラ役の○○(私の名前)です

  ありがとうございました」と言うと

  後ろの方でこそこそと、「え?男?女?」

  「え~女性だよね~?」と性別当てクイズがはじまっている

  子供の声で「お母さん、○○先生は男の人だってずっと

  言ってるじゃん~!」

  「え、あれが○○先生なんだ~」

  そうです・・・私が○○先生です・・・

  


  それからは観客の方々との写真タイム~

  写メやらデジカメで撮るわ撮るわ・・・

  どっかに流出しなかと心配だな・・・

 
  それからなぜか、お母様方と握手タイム

  なぜ?・・・ ま、いっか・・・

  
  最後に子供たちにお菓子のプレゼント

  シンデレラ姿で配ったさ・・・


  観客の皆様を出口でお見送り


  メイクを落とし、着替えて元の自分に戻る

 
  「シンデレラ」は終わった

   
  すべて終わった



  燃えた、燃え尽きたよ・・・まっしろにな・・・

  by あしたのジョー

  

死んでれら

 
  水・・・冷奴・・・水・・・冷奴・・・

  ここ2~3日それしか喉を通らない


  なぜか?

  それは、「プレッシャー」と言う名の魔物のせい


  7月4日 日曜日 

  ○○地区センターで「シンデレラ」が上演される

  観客数、262名の予定

  主役のシンデレラは私・・・


  が、ここで大問題が発生

  
  セリフが全く頭に入ってこない

  覚えてもすぐ忘れてしまう

  っていうか、セリフが多すぎる!


  覚えられないって!!


  このままじゃ、「シンデレラ」の上演の前に私が

  「死んでれら」になっちゃうよ・・・

       ↑
  あ、ちょっとうまい事言えた・・・
  
  って事は少しはまだ余裕があるのかな?

  
  ってゆ~か、正直、「シンデレラ」の緊張はあるし、

  セリフは覚えられないしで、ほんとに

  北に逃げたいんですけど、ダメですか~?

  札幌行きの飛行機のチケット欲しいんですけど~

  半年くらいしてほとぼりが冷めたら戻ってきますから


  いやいや、現実逃避はダメね

  
  ここは発想の転換が必要

  「シンデレラ」なんてたかがお祭りみたいなものなんだから

  セリフを完璧に言う必要はない!!!!

  観てる人が楽しんでくれればそれでいいじゃないか

  「アドリブ」・・・

  楽しければそれもありだ

  よ~するに盛り上がればそれでいいのよね

  台本は必要最小限覚えたらもういらない

  あとはその場の雰囲気で・・・

  アドリブで乗り切る!

  後の事はもう知らない!

  
  大丈夫、私ならできる

  「シンデレラ」ではなく「ツンデレラ」を演じてみせる


  はぁ~

  「ツンデレラ」が終わったら私は解雇だな・・・

  なかなか楽しい先生生活だったぜ


  ハローワーク、行かなくっちゃな~
プロフィール

ナツ

Author:ナツ
見た目ふつうのおばさんにみえる私(男性)アラフォー
身長152 体重39 が日常に珍事を綴ります^^
横浜市内のワンルームマンションで一人暮らし。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR